森川碧月です。
今まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
この度、私は約4年間参加させて頂いていたシャルムを離れる事にしました。

前回の舞台【霧の森】のお稽古の途中から私の中で、自分の将来や声の表現について、その他の事も含め、色々と考えて来ました。
そうして、考えてゆくうちに「私自身の足で一人で立たなければいけない」と言う思いが私の中に生まれてきました。
情けなく恥ずかしい事ですが、私はいつの間にか、美紀さんやシャルムに甘えてしまっていたのです。
シャルムは真剣に生きる人達が集う場所であって、甘える場所ではありません。
ですが、弱い私は、どうしても甘えてしまう、だから、シャルムから離れて、一人で立って、私の思いの行先をしっかり見定めなければいけないと思いました。
そうしなければ、きっと後悔する、そう思ったのです。
けっして、後ろ向きな思いで選んだ事ではありません。
前を向いて、自分の未来をちゃんと見つける為に選んだ事です。
その未来がどの様なものか、正直、具体的なものは、まだ見えていません。
だた、シャルムを離れて挑戦しようと決めた事柄と期間があります。
そこで一つ答えが出ることは間違いありません。
そして、その答えに対して、どんな結果が出たとしても、私は後悔はしないです。
それだけは、今の私が皆さんに確実にお伝え出来る事です。

美紀さんやシャルムの仲間達に出会って、本当に色々な事を学び、そして、経験させて頂きました。
演技だけでなく、人間性に礼儀作法、本当の思いやりとは、人として大切な事は何か。
それらを教えて下さった美紀さん、そして、それらを受け止めて歩んでゆく仲間達。
本当に奇跡の様な場所にいさせて頂いたと思っています。
シャルムで過ごした時間は、私の中で掛け替えのないものです。


そして、応援して下さった皆さんに出会う事もできました。
シャルムで初めて舞台を経験し、公演後、初めて声を掛けて頂いた時は、嬉しいやら恥ずかしいやらでまともにお話出来な
かった覚えがあります。
公演の度に皆さんにお声を掛けて頂けた事、ラジオで頂いたメール、本当に嬉しかったです。
次の公演も楽しみにしています、と言うお言葉も本当に嬉しかったです。ありがとうごさいました。
けれど、そのお言葉を果たせなくなってしまった事、本当に申し訳ありません。


シャルムを離れる事になりましたが、美紀さんやシャルムの仲間達、そして応援して下さった皆さんから頂いた沢山の大切なものを無くさずに、後悔はしない様に歩んでゆきたいと思っています。
今まで、本当に本当に、ありがとうございました。

森川碧月 2012.11.24

水霧けいとからみなさまへ

みなさま、いつもシャルムを通していろいろな応援をして頂きまして本当にありがとうございます。
水霧けいとです。

突然ではございますが、この度、私水霧けいとは、声の魔法館ヴア・シャルムを離れることとなりましたことを
ご報告申し上げます。

本当に突然のご報告となりまして申し訳ございません。

私は、創立時以来8年間、ヴア・シャルムメンバーとして活動させて頂いて参りました。

前回の第10回公演『霧の森』が終わり、一度今までのシャルムが解散。そして新生シャルムが生まれて新たな成長を目指していくお稽古が始まりました。その日々の中でも、私はメンバーとして頑張らせて頂きたいという気持ちでいたのですが、自分でもハッキリとは自覚していないうちに、自分の中に別の方向を見ている気持ちが生まれていました。
そして、そのことをご指摘頂く機会があり、その時に私も自分の見ていることをきちんと自覚をし、そしてシャルムを離れるという選択に至りました。シャルムで頑張る意思を出してきたにも関わらず、それを実現させることが出来なかったこと、本当に申し訳ございません。

シャルムメンバーとして共に演じさせて頂く中で知った「声の魔法」は、本当に幻のような儚さと素敵さがあって本当に魅惑的で…。私は幸せなことにそれを10回もの公演とシャルムのラジオ・歌などの場に立たせて頂く中で感じることが出来きました。シャルムでしか感じられないと思うことが数えきれないほどたくさんありました。
 
なので、そのシャルムを離れてこれから一人の声優としてやっていくことに対しては、怖さや未知の部分がたくさんあります。

でも、今前向きに選択したこのことを、「良い選択だった」と振り返った時に思える様に(何ケ月、何年先なのかは分からないのですが。)、自分の気持ちから出た選択の道を、今は精一杯頑張ってみたいと思っております。不安や怖さや甘えが出るとつい自分の選択や間違いを正当化したり美化したくなってしまうのですが、もしそうしたくなったときには、これまでの忘れたくない自分の過ちを思い出して、美紀さんやシャルムで頑張っている仲間、応援してくださるみなさまを思い出して、その気持ちに負けないようにしたいと思います。 

シャルムの場を通して教えて頂いた、人として大切なこと、繊細で深く大胆な声の表現、血と心の通った生きた声…そして何よりも「声は正直だから、何しろ自分が魅力的な人間になること」ということは絶対に忘れまいと思います。
 
本当に、私はシャルムでかけがえのないものを頂きました。こんなに尊敬するお師匠様、信頼出来る大切な仲間、素敵な作品、魅力的なキャラクター…心を交わした大好きな人々に出逢えたことに心から感謝しております。

これからは形は変わっていくと思いますが、シャルムの場で根付いた素敵なものを、今度は私なりの形で、自分のお仕事や活動を通してもっともっといろいろなところで咲かせられるように、たくさんの笑顔に変えていけるように、様々なこと果敢に挑戦していきたいと思っています。 

それなので、もし宜しければ、これからも見守って頂ければとても嬉しく思います。

みなさま、本当に本当に、今までありがとうございました。 

そして、これからもどうぞ宜しくお願い致します。


                 2012年11月  水霧けいと